こんにちは!
こころとからだのライフステージが変化する大人女性にむけて、アロマテラピーと温熱のナチュラルケアをお届けしている、nanaflor ナナフロール 香りと手当て ウエダカオリです。
今日はちょっと残念なニュースについて書きます。でも、大事なことなので、最後まで読んでくださいね。
「精油の安全性ガイド第2版」を翻訳された、池田朗子先生のインスタライブ@9/23拝聴しました。
フレグランスジャーナル社の書籍販売終了のこと、思っていた以上に事態が深刻なことが伝わって来るライブでした。
現在まで、SNSを利用して、沢山の方が今回のフレグランスジャーナル社(以下FJ社)の件をシェアされていますが、
今時点でも、実際のところどうなの?? と疑問のある方はぜひ、
池田先生のインスタアカウント
@aikeda_aromatics
に残されているインスタライブのアーカイブ、見てみてください。
池田先生のTwitterアカウントにも、トークルームのアーカイブが残っています。
インスタライブ、Twitterトークルーム、それぞれお話されている内容が異なっているので、出来れば両方チェックされるのをお勧めします!
- 完全に書籍販売終了してしまったらどうなるのか。
- フレグランスジャーナル社がクオリティ高い専門書籍を出版出来たのは何故か。
そのほか、現在のいろいろと切迫した状況が、伝わると思うのです。
まず大事なことは、
- FJ社サイトで、定価もしくは割引利用で書籍が購入できるのは、2023/09/29まで。
- FJ社によると、2023/10まで、書店からの取次には対応する。ただし取次の在庫が無くなれば終了
- 書店在庫が無くなれば、それ以降購入できなくなる。
出版社側での在庫は、販売終了となった場合、残念なことに、裁断処分されるのが業界の通例なのだそうです。
それ以降、中古で探す、という手もあるけれど、、、貴重な書籍にはプレミアがつき、価格が高騰することが目に見えてます。
FJ社も、きっとこういった状況を避けるべく、色々奔走されていたのではと思います。誰もこんな事態を望んでいなかったはずですよね。
今は、「アロマテラピー業界を縁の下から支えてきた出版社が、一つの区切りを迎えた」という事実を、受け止めるしかないことが残念です。
アロマテラピーを深く学びたい、研究したい、という人たちのニーズを満たすような本格的な専門書は、もしかしたらもう手に入らないかもしれないし、
海外のアロマテラピー研究者の訳本も、今後手にすることは出来ないかもしれない。
そのあたりが、この先どういう方向に向かうのか、気がかりです。
アロマテラピーの世界に関わる人たちにとって、非常に大きな損失だということは間違いない。
私も何度も何度もFJ社のサイトを見直して、以前から購入を考えていた本や、気になっていた本を、思い切って数冊購入しました。
直ぐに読めなくても、未来の自分への投資と思って。
これからもアロマテラピーの道標として、大切に使わせていただきます。
ここ最近、SNSで目にされた方もいらっしゃると思うのですが、
香りの専門書籍を扱う出版社、フレグランスジャーナル社が、9/29を持って書籍販売を終了するということを発表しました。
本件に関する、フレグランスジャーナル社のおしらせについて、サイトリンクを付けておきますね。
もし、気になっていた、買うのを悩んでた、という本があったなら、ぜひ今のうちに、と思います。
フレグランスジャーナル社は、アロマテラピーに関わる方・勉強されている方にとっては、おなじみの出版社。ここの本を何冊かは、必ずお持ちだと思います。
業界誌の 「aromatopia」 「AROMA RESERCH」 の刊行も手掛けていますが、これらも新しく出る号をもって、休刊となるそうです。
「aromatopia」は、’90年代初頭のアロマ黎明期から業界を支えてきた、アロマテラピーと自然療法の専門誌。海外の情報も含めて、貴重な話題や考察を提供してくれ、私も学ばせていただくことが多かったのですよね。だから、とても残念です。
アロマ界の専門書、R.ティスランド氏の「精油の安全性ガイド」や、今年出版されたばかりの、フランコム氏の「薬用エッセンシャルオイルの科学」も、フレグランスジャーナル社の出版です。
これらも、アロマテラピーを学んでる・仕事にしている私たちにとっては、非常に貴重な、辞書的な書籍です。
これら2冊とも、原文からの翻訳から書籍になるまで、途方もない労力と時間がかかっていることは間違いありません。
フレグランスジャーナル社の書籍販売終了で、こういった書籍まで無くなってしまうことは、翻訳の努力も一切合切消滅してしまうようで、出版に関わられた方々のことを思うと切なく、「もったいない」の一言しかありません。
「精油の安全性ガイド」は、出版されてからまだ数年しかたっていませんし、「薬用エッセンシャルオイルの科学」に至っては、まだ1年も経っていないのです。後者に至っては、ある意味、出来立てほやほやといえる本で、これからの書籍だったと思うのですよね。
こういった専門性の高い本は、すぐに販売数に火がつくものではありません。時間をかけて、ジワジワと、その価値が伝わっていくのだと思います。
過去の「フランス・アロマテラピー大全」のように、将来、手に入れたい!と思った時には、プレミアがついてしまい、高額すぎて手が届かない、なんてことになってしまうかも。
フレグランスジャーナル社は、アロマテラピー以外にも、
- フレグランス関連
- フラワーエッセンス関連
- ホメオパシー関連
- 嗅覚、香りに関するもの
- その他の自然療法関連
など、一般的にはニッチな世界のものを、多数出版されています。
9月末まで、もう日数も多くはありませんが、今一度、出版されている本を確認され、惹かれるものがあれば注文されることをお勧めします。
今回のフレグランスジャーナル社の書籍販売終了で、
- これから、どうやって専門分野の情報を得ることが出来るか?
- 海外の研究者たちの書籍を、訳本として手にすることも、もう叶わなくなってしまうのか?
いろいろと課題を投じられていると、感じています。