ホーウッド精油とケモタイプ

八ヶ岳の麓、香りと手当ての小さなサロン nanaflor ナナフロールです。

香りxキリx植物の力で、大人女性の心と身体をもっと自由に軽やかに整えるお手伝いをしています。

最近、夕暮れの時間帯が遅くなり、一日の日が長くなってきたなぁと、子供のお迎えに向かうたびに感じています。

それで、空を見上げながら気づいたのですが、木星と金星が凄く近い。あれ?と思って調べてみたら、今ちょうど、木星と金星の大接近する、特別な期間らしくて。

見られた方いらっしゃいますか?

昨日も二つの星が寄り添うように、美しく輝いていました。しばらくこの様子は観測できるそうなので、ぜひ夜空を見上げてみてください。

 

さて。

昨日はマンツーマンで、2023冬の勉強会を開催しました。

今回の勉強会では、機関誌に紹介されている世界の精油17種のうち、12種類をご用意して、実際に精油の試香をしてもらいながら、それぞれの個性を紐解いています。

その中で取り上げる精油の一つ、ホーウッド。

ローズウッド精油と成分構成が似ているので、ローズウッドのかわりにと、注目されている精油です。

その学名は、Cinnamomum camphora

リナロール成分を多く含み、木部の落ち着いた香りに自然と呼吸が深くなる香りです。

 

ところで、

この Cinnamomum camphora には、変種や亜種が色々あるのをご存じですか?

日本のクスノキ、マダガスカルのラヴィンツァラが、それにあたります。

これらは学名が同じでも、成分が異なるケモタイプ。

ホーウッドはリナロール成分が多く、クスノキはカンファーが多め、ラヴィンツァラは1.8シネオールが多く含まれます。そのため、学名の表記も、それぞれ次のように書かれることが有ります。

Cinnamomum camphora CT Linarol

Cinnamomun camphora CT Champhra

Cinnamonum camphora CT Cineole

 

多く含まれる成分が異なるので、精油の使い方のコツも変わってきます。

じゃあ、どんなふうに使いわける?

そんなお話を、勉強会の中でお話ししました。

植物は一度根を下ろすと、そこからはもう動けません。その生育環境に合わせて、自分自身が心地よく生きられるように、自らを対応させていくんですよね。自分たちの生きるための知恵が、こんな風に成分の中にも違いを生んでいく。そんな視点から植物自身を見ていくのも面白いとおもうのです。

 

「香り・植物・こころとからだの勉強会」 2023冬の回は、すでに受付が終了しており、次回は春の回です。

春の回の募集案内は、4月の末頃に。ご案内の準備が整いましたら、こちらのblogやインスタでご案内させて頂く予定です。

ご興味ある方は、ぜひblog /インスタ、のぞいて頂けると嬉しいです。


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