こんにちは!
こころとからだのライフステージが変化する大人女性へ、香りと温めのナチュラルケアをお届けしているウエダカオリです。
夏至を迎えて、今年も折り返し地点。 早いですねー。
もう1カ月も前のことなんですが、5月の終わりに、高知、香川、徳島を巡る、一人旅をしてきたんです。
一人旅って、いつぶり? 振り返っても、もう思い出せないくらい前(笑)。
あちらでは、友人でもある、香川在住の自然療法士さんと合流して、二人で巡る時間を楽しんだり、一人の時間も、有意義に過ごせて。
気持ちのいい時間を心から楽しめた旅でした!
今日は、その旅で訪ねた、牧野植物園(高知)のお話をお届けしようと思います。
植物園や、牧野博士、そして、旅の効能(!)。
良ければ、読み進めてみてくださいね。
早速ですが、この牧野植物園のこと、ご存じでしたか?
牧野植物園(高知)
この植物園は、昨年の朝ドラ「らんまん」の主人公で、植物学者 牧野富太郎博士に
ゆかりある植物園。
高知市の五台山の中にあり、お遍路の札所の一つ、竹林寺に隣接しています。そのため、植物園の中にもお遍路道があるんですね。もともと道があったところに、植物園が出来たんですって。四国ならでは!
見やすい園内、植物も元気!
植物園の正面ゲートへ向かうアプローチからもう、丁寧に植物の案内板が設置されていて、あれも!これも!な感じで、なかなかゲートにたどり着けない。笑
ようやく園内に入ってみれば、広大ながらも、見やすいし、歩きやすく整備もされています。
何よりね、植物がとても元気!! 瑞々しくて、葉もぷっくり、ツヤツヤ!
植物のお世話は、職員の方や、ボランティアさん、ということでしたが、居心地よさそうに根付いている植物を見ていると、「愛されて育ってるなぁ!」って、つい、声を掛けたくなってしまう。
これだけでもう、いい空気に包まれてる、って、自然に感じられるんですね。
これ、とても大事なことだと思うんですよ。
写真は、温室で出会った、イランイランの花。
まだ咲き始めたばかりのようで、花が淡い緑。これが徐々に黄色に変わります。
こうして、日々、植物の様子も変わり、行くたびに何かに出会える。
近くに住んでたら、絶対、年パス買って通うんだけどな。
屋内の展示も見逃せないよ
こちらは、博士のお城。仕事場です。ご本人もいらっしゃって(笑)、この再現、リアル過ぎません?
ほお!と思ったのは、
博士が考案された「生かし箱」。(↑写真の手前左に写っているガラス箱)
”採取してきた植物を、じっくり観察するために数日生かしておきたい。”
そう思われた博士が、試行錯誤して作られた箱なんだそうです。
今見ると、あまり特別感を感じるような箱ではないですが(スイマセン)、当時はこういった道具一つ一つ、考えて、作らなくてはいけなかったのでしょうね。
また、
積み上げられた標本の束は、博士が植物採取に向かわれた各地の新聞紙が使われています。
これも、当時の時事を知るうえで、貴重な資料になっているそうです。
牧野博士が生まれた頃は、日本も、世界も、大きく動いた時代!
ペリー来航
坂本龍馬が脱藩
ダーウィンが進化論
メンデルの遺伝の法則、発表
うわー、
竜馬が脱藩したころかぁ!と、びっくり。時には歴史を俯瞰。目線が変わって面白い!
好きなことを極め、貫きとおす!
牧野博士の偉業は、ここで改めて書きませんが、
衰えることない植物愛と植物への探求心を貫いて、94歳でお亡くなりになるまで、全国各地を飛び回り、膨大な数の植物標本を制作されたそうです。
人生通して、ご自身の「好き!」を貫いた。 この一言に尽きますよね。
その生き方に重なるのが、アロマテラピーや自然療法を学び始めたころからの、恩師のことば。
“好きなことしか、やっちゃいけないのよ”
博士の生涯を辿りながら、恩師のその言葉が、なんども頭の中に浮かんできたのです。
大切にするものや、追いかけるものは違っても、その気持ちを持ち続けたい!と、改めて思ったのですよね。
わたしも、自分の「好き」を追っかけて、香りの智慧を探求し続けたい!エンドレスで!!(笑)
楽しくて、軽くなって、満たされた。 旅って、やっぱりイイなー。
日常から離れて、多くの体験を与えてくれて、こころの風通しまで良くしてくれるんですから!
すばらしい旅の効能‼
快く「行っといで!」って送り出してくれた夫と子供にも感謝。お礼を伝えて、ギュッとハグ。ありがとうね。
さて、つぎはどこへ行こうかな。