こんにちは!
こころとからだのライフステージが変化する大人女性に向けて、アロマテラピーと温熱のナチュラルケアをお届けしている、nanaflorナナフロール 香りと手当て、ウエダカオリです。
今日のお話に入る前に、1つお知らせです。
28社のラベンダー精油の香りを体験できる試香セミナーが、10/15に、東京で開催される予定です。アロマ界を牽引されている島田さつきさん(アロマシオン)主催、スペシャルゲストとして、IPAP協会で当時このラベンダープロジェクトに関わられた高嶋雅子さん(アロマティコ/高松)が登場されます。
28本の試香りを体験できるのは、\きっとこれが最後/ になると思うので、気になる方は、ぜひ詳細をチェックしてください。
目の前にラベンダー精油28本がズラリと並び、自由に香りをお試しできるという、貴重な機会。
nanaflorでも、6月に勉強会スタイルで開催したのですが、その時の反響がとても大きかったのです。
学名が同じなのに、1本ずつ香りが違って、個性があること。それをリアル体験することで、
- あなたにとって、高品質な精油とは?
- 自分が好きな香りの傾向は?
- あなたが精油を買うとき、基準にするのは何?
- 成分分析表がないとダメ?
- 農法の違いは?
- 蒸留部位の違いは?
- 産地や標高など、生育環境の違いは?
などなど、
たっくさんの疑問を投げかけてくれる試香セミナー。
なた自身がどんな香りが好みなのか、ぜひじっくり香りを味わってほしいと思います!
それでは、今日のお話へ。
白露(はくろ)、二十四節気の暦から
二十四節気でみると、今は「白露(はくろ)」の時期。
白露とは、
白露とは、昼と夜の寒暖差が徐々に増し、草花や木に朝露が宿り始めるころ。
降りた露が朝の光で白く輝く粒のように見えることから。
古人のなんとも繊細な美的感覚が現れていて、美しい言葉ですよね。
昨年の秋の勉強会【香り・植物・こころとからだの勉強会】で作った二十四節気の香りが、白露をイメージしたものでした。覚えていますか?
その時作った香りがまだ残っていたので、シュッとひと吹きしてみたのです。
はじめに柑橘系の香り。
そしてスパイシーな香りがほのかに感じられて、
大地を感じるベースの香りにつながっていく。
良い香りだなあ。私の好みの的をついている。
身体一杯に香りを吸い込み、しばらく深呼吸をくりかえして、ゆっくり香りを味わいました。
勉強会に参加いただいたみなさーん
もしお手元にまだ残っていたら、是非香りをシュッと、やってみてください。1年経って、香りもよりまろやかになっているはずですよ!
レシピによると、こんな精油が使われていました。
- ユーカリ
- マンダリン
- カルダモン
- ミモザAbs
- ジャスミンサンバックAbs
- パチュリ
- ベチバー
Abs(アブソリュート)の精油は、普段トリートメントでは使わないので、香水ならではの精油ですよね。
各滴数の詳細は書きませんが(AEAJ会報誌をお持ちの方は、去年の秋の号見てみてくださいね!)、精油によっては、10%に希釈したものや、1%に希釈したものが使われていました。
このように予め希釈したものを香りの組み立てに使うところなどは、調香視点での使い方ではないでしょうか。
レシピの完璧な再現はむずかしい
レシピを可能な限り再現したい!とおもって調香していくのですが、実はレシピの”完全な再現”というのは難しいのです。
それは、
- 元のレシピを作った側と、それを再現する側とが全く同じ精油(学名、生産者、産地、ロットなど)を持っているわけではない
- 1滴の量もイコールじゃない。(スポイトやドロッパーから落ちる1滴も、正確に同じではない)
すべての条件を1:1にすることは非常に困難。
それは、28社のラベンダー精油の香りを体験した方なら、すんなり納得できると思います。学名が同じでも、1本1本、本当に香りが違いましたからね!
それに、このレシピをみて最初に思うのはきっと、「ユーカリって、何ユーカリ?」ってことではないでしょうか?
ユーカリの精油もたくさんあって香りも違います。どのユーカリを使うかで、香りの印象も変わってきますよね。
「香り・植物・こころとからだの勉強会」では、香りをお渡しする際に、そういったこともお話ししながらお渡ししています。
勉強会「秋の会」予定していますよ!
勉強会の番外編として、「ラベンダー精油28社の試香の会」を開催して以降、「香り・植物・こころとからだの勉強会」をお休みしていましたが、次回は「秋の会」を企画予定です。
時期は11月~12月ごろ。
詳細がきまりましたら改めてお知らせしますので、もうしばらく待っていてくださいね。
【香り・植物・こころとからだの勉強会】は、こんな方へ向けた勉強会です:
- アロマのこと、からだのこと、いろいろ楽しみたい
- 新しい香りに出会いたい
- 資格を取ったあとの学びの場を求めてる
- 実は毎号会報誌ちゃんと読んでなくて、この機会に
- 学びはマンツーマンや少人数のスタイルが好き
会報誌に毎号企画される二十四節気の香りは、こちらで毎回作成して、香りの体験をしていただき、お持ち帰りいただいています。
さて、次号はどんな香りのブレンドレシピが紹介されるのか。
楽しみですね!
「香り・植物・こころとからだの勉強会」、次回は秋の会です!