こんにちは!
こころとからだのライフステージが変化する大人女性に向けて、アロマテラピーと温熱のナチュラルケアをお届けしている、ウエダカオリです。
アロマテラピーの一番最初の入り口って、何だろう?
そう考えた時に思い浮かぶのが、お部屋に香りを焚くこと。芳香浴です。
アロマテラピーを始めたい、精油を使いたい、と思った時に、まず最初にTRYしてみることではないでしょうか?
これからの季節、風邪予防としても、暮らしに芳香浴をとりいれて、リラクゼーションと免疫強化を図っていきたいところですよね。
秋の夜長、一日の終わりに、ご自宅のリビングやお部屋で、ゆるりと香りを楽しむのも素敵♪
芳香浴も、いろいろなやり方があるので、今回は、ディフューザーを使った芳香浴について、書いてみようと思います。
安全に心地よく楽しむためには、ちょっとしたコツがあるので、ぜひ読んでみてください。
ディフューザーを上手に使うコツ
ご自宅のリビングや、お部屋で焚くとき、こんな風に使うと効果的です。
まず、焚き方です。
ディフューザーで香りを焚くのは、10分程度でOK!
その後1~2時間のインターバルを置いて、また短時間使う。こんな感じで使ってみて!
そうなのです、焚くのは「短時間」で良いのですよ!
それプラス、
からだから離れた場所に置いて使おう!
ときどき部屋の空気をいれかえてね
赤ちゃんや小さなお子さん、妊婦さん、年配のかたがいたら、様子に気を付けて。あらかじめ部屋に香りを焚いておき、それを止めてから入室するのがおススメ!
アロマの書籍などには、どのくらいの時間が焚くのに適切なのか、ということは書かれていません。時々換気をしてくださいね、という事くらい。だから、一日中焚いてます、長時間焚いてます、という方、結構多いのでは?と思います。
嗅覚は、鈍化します。「嗅覚疲労」と言うのですが、長く同じ香りを嗅いでいると、嗅覚が鈍るのです。それは人の身体が持つ生理現象。
そのため、ずーっと香りを嗅いでいるよりも、短時間+インターバルを置いて使う方が、香りの感じ方の鮮度が変わります。
それだけでなく、長時間香りに暴露されることで起こるリスクもあるので、一日中焚いたまま、長時間焚いたまま、という方は、この機にぜひ使い方をリフレッシュしてくださいね!
使うときに考えたいこと
最初は、好きな香りを焚くことから、香りの芳香浴を始めますよね。
香りを焚くことに慣れてきたら、香り選びにも少し意識を向けてみましょう。
何のために焚くか、そのとき、その日の目的を考えてみてください。
- 誰のため?自分のため?かぞくのため?
- リラクゼーションのため?
- 気持ちを落ち着かせるため?
- 勉強や読書に集中するため?
- 入眠のため?
- 風邪予防のため?
ざっくりでも目的が見えてきたら、その目的に合った香りを選んでみましょう。
香りを嗅いで、この香りがそばにあったら良いな、ずっと嗅いでいたいな、と思う香りを選んでみるのもいいし、風邪予防など、具体的な目的をもって、精油を選ぶのも良いですね。
その時、気にかけてほしいことは、その香りを一緒に共有する人のこと。ご自宅で焚く場合は、ご家族のこと。
香りの感じ方は、人それぞれで、体調も一人一人ちがいます。
赤ちゃんや、小さいお子さんにはどうかな?
妊婦さんにはどうかな?
お年寄りの人にはどうかな?
ペットにはどうかな?
お部屋で一緒に過ごす人のことも、様子を気遣ってあげてくださいね。この「観察する目(気持ち)」って、アロマテラピーだけじゃなく、自然療法を実践するうえで、とても大事なこと。
我が家でもあったのです。息子がまだ小さいころ、香りを焚いたら「臭い!」と言われてしまったこと。良かれと思っても、子供にとっては心地よくなかったんですね。こういうこともあるので、お部屋で一緒に過ごす人の様子も観察しながら、楽しんでください。
ディフューザーどんなの使ってる?
さて、肝心のディフューザー。どんなものを使ってますか?
久しぶりにネットでディフューザーを検索してみたら、今はインテリアとしても素敵なものが沢山あるんですね。いろいろあって驚きました!
ざっくり3つのタイプに分けられそう。
水を使い、蒸気で精油を拡散させるタイプ。使い終わったら、残っているお水は捨ててくださいね。水を入れっぱなしにしておくと、衛生的に良くないです。お水は都度入れ替えてくださいね。
モーターで、精油を超微粒子にして室内に拡散させます。熱も水分も使わないため、精油の香りそのままが拡散されます。機種にもよると思いますが、ブーンと低温のモーター音がします。最近は、タイマー付きのものが出ているみたいですね。便利そう!
キャンドルタイプは、キャンドルを灯し、その熱で精油を芳香させます。
ソケットタイプは、今はあまり使わないかな? 電気のソケットに差し込んで使います。 灯りがともり、その熱で精油を芳香させます。この二つは熱源が違うだけで、同じ芳香方法。お皿に精油を垂らして、下から温めます。お皿に精油が残ってこびりつくので、マメなお手入れが必要です。
キャンドルを使うタイプは、引火にも気を付けてください。精油は「油」なので、火は要注意。油は燃えますからね!
使ったら、ディフューザーのお手入れも忘れずに
使い終わったディフューザーを、そのまま放置して使いまわしていたら、ディフューザーに微量でも残っている精油があれば、放置していたらどんどん酸化していきます。酸化した精油をまた焚くことになってしまう=劣化した香りを焚くことになるので、これはよくありません。
面倒だけど、使い終わったら綺麗にしておくことも大事。
洗えるものなら中性洗剤で洗ってもいいし、ネプライザーのガラス容器など、口が小さくて繊細なものは、無水エタノールを使って清めると良いですよ。
わたしはこんな使い方してます
ディフューザーを初めて買ったのは、キャンドルタイプのディフューザー。もう20年以上も前のことなので懐かしいい。。。その後、便利そうで、ソケットタイプ、スチーム式、ネブライザーと、手元に増えていきました(笑)。
ソケットタイプは、犬と一緒に暮らし始めたので使うのを止め、
スチームタイプは、いちいちお水を入れるのとお手入れが面倒で使わなくなり、
今はネブライザータイプ。
こんな具合で、ネブライザータイプが、私は使いやすいかな。モーター音がちょっと苦手なのですが、拡散力があって、短時間の使用でも十分香りが広がるので。
春夏はほとんど使わなくて、秋冬に、風邪予防の目的で数回使うくらい。今は、私自身が普段仕事で使うので、プライベートではそんなに香りを焚く必要性を感じておらず、ディフューザーの出番は少な目。
その代わりに、香りのミストを2種類くらい常備しておいて、必要な時にシュッシュッとする派。リフレッシュしたいな、と思った時に、リビングや部屋に、トイレに、玄関に、と、色々なところで使っています。
シンプルだけど、ディフューザーを使わない芳香浴として、この方法もおススメですよ!
これまで、いろんなタイプのディフューザーを使ってきたことと、我が家の家族構成や暮らしのスタイルが変化してきたことで、それに合わせてディフューザーの使い方も変化してきています。今の我が家の中は、香るか香らないかくらい、が程よくて、落ち着くんですよね。
そう。
暮らしの変化に、臨機応変に♪
あなたとあなたのご家族の暮らしにより添う使い方で、芳香浴を取り入れてみてください。
さいごに
アロマディフューザーを上手に使うコツ、まとめますね。
- ディフューザーで香りを焚くのは、10分程度でOK! その後1~2時間のインターバルを置いて、同じように短時間使う。
- からだから離れた場所に置いて使う
- 時々換気をしよう
- 赤ちゃんや小さいお子さん、妊婦さん、年配の方がいらしたら、様子に気を付けて。あらかじめ部屋に香りを焚いておき、それを止めてから入室することをおススメするよ
- ディフューザーも使い終わったらお手入れしよう!
植物の香りが届けてくれる、安らかな時間と共に、芳香浴でアロマテラピーのメリットを、たくさん受け取って頂けると嬉しいです!
最後まで読んで頂き、有難うございます!
実は、こんなお話を含めた、アロマテラピーの基礎講座を、ちかくリリースする予定です。
「こころとからだにより添うアロマテラピーとナチュラルケア」をテーマにした、アロマテラピーの基礎講座。
日本の主要協会で学んだこと、フランス流アロマテラピーで学んだことをベースに、オリジナルの講座に仕立て中です。
こちらもどうぞお楽しみに!