アロマテラピー勉強会 「香り・植物・こころとからだの勉強会」2022秋 ふりかえり

 

八ヶ岳の麓、香りと手当ての小さなサロン nanaflor ナナフロールです。

 

枠を越えた学びとブラッシュアップの場、アロマテラピー勉強会「香り・植物・こころとからだの勉強会」。

実はちょっと気になってるんだよね、、、

と、思ってくださっている方のために、昨年11月~12月にかけて行った「2022秋の勉強会」のふりかえりを、記録として残しておこうと思います。夏の会とともに、こんな勉強会だったよ!の参考にご覧ください。

 

目次

「香り・植物・こころとからだの勉強会」2022秋 ふりかえり

  • テキストは、AEAJ会報誌#105
  • 参加型、マンツーマンの勉強会。
  • 事前に会報誌を読んできていただく。
  • 宿題:感情の波を感じるのはどんな時?その時どんな香りがあれば乗り越えられる?
  • 勉強会では、参加者さんがテキストで気になった事、知りたい、疑問に思ったことなどを中心に深堀り。
  • 私の方からピックアップ:
    特集記事「素材を生かして作る秋のスペシャルコスメ」&「敏感すぎる心と上手に付き合う方法」、「学名から読み解く植物の秘密」よりフランキンセンス、その他
  • 精油図鑑より シナモンリーフ精油&コパイバ精油
  • クラフト – エマルジョン(水性素材+油性素材を使って)
  • 二十四節気の香り「白露」

 

  • 香りの試香、たくさんしました。
  • 「白露」ブレンド(香水の形でお持ち帰りいただき、ご自宅でお試しいただきました)
  • 講座キットに+αしたもの。- ポイントケアバーム(ミニ)、和の香り(練香)

 

今回も盛りだくさん!

「香り・植物・こころとからだの勉強会」は、協会の枠を越えた勉強会です。テキストにはAEAJの機関誌を使いますが、どなたでもご参加できる会。

 

特集記事から:素材を活かして作る秋のスペシャルコスメ

●クラフトの素材を、「油性素材」、「水性素材」、「その他」に分けて紹介。

この素材の特性別の切り口って、とても大事。

精油は脂、油性素材。 脂は油に溶けるけど、脂は水に溶けますか? そう、溶けませんよね。

そうしたら、溶けない素材同士、あなたなら、どうやって混ぜますか? その実践を「エマルジョンクリーム」を作ることで試してみました。乳化剤を使って作るクラフトです。

ふわっと柔らかいクリームが作れます。エマルジョンクリーム

 

●油性素材として紹介されていた植物オイルから、マルラオイルと、タマヌオイル(=カロフィラムオイル)をピックアップ。

マルラオイルは、今回の特集で私も初めて知りました。サラリと軽いオイルですが、肌へはスーッと染み込むキメの細かいオイル。この軽さと浸透感、フェイシャルに良いかもしれませんよ。

タマヌは、私の好きなオイルの一つで、トリートメントにも時々使っています。このオイル、深い緑色で薬草っぽい香りがあるのですが、それも含めて好き。身体の反応を後押しできるオイルだと感じています。これも、まだあまり知られてないオイルだと思います。それぞれのオイルを手に取って、テクスチャーを確認したり、成分や特性を一緒に確認しました。

●この特集に関連した記事も有りました。

精油入り手作りスキンローションの劣化についての検証。これ、参考になりますよ!

 

特集記事から:敏感すぎる心と上手に付き合う方法

”こころ”がテーマの特集。

今回、みなさんに事前にこんな質問を投げかけていました。

「落ち込んだり、イライラしたり、不安や緊張、プレッシャーを感じるなど、気持ちの波を感じるのはどんな時?」

 

この問いかけに対して、お一人お一人振り返って教えてくださった、若い時の「私」、近年の「私」、今の「私」。”人に歴史あり”を教えて頂いて、私も共感したり、学ばせて頂いたり。。。こういうお話を伺えたり、言葉を交わせるところが、マンツーマンの良さだなぁと思います。支えになった香りも当然ながら、お一人お一人違っていて、「その時に響く香りを選ぶ」ということの大切さを、改めて感じた時間でした。

 

●この記事のほかにも、今号は「こころ」にをテーマにした記事が他にもありました。

リンクして読んでみると、自分なりの気づきもあって面白いですよ。アロマテラピーの良さを再確認するし、「こころx香り」の可能性も大きく感じます。

 

精油図鑑より コパイバ精油とシナモンリーフ精油

ここは新しい香りに触れられる記事。どちらも、普段あまり使わない精油かもしれないけど、両方チェックしました。

● コパイバ精油は、樹脂から採れる精油なので、他の樹脂精油と香りを比較してみたり、同じマメ科の植物の精油と比較を。

● シナモンリーフは、他のシナモンの精油いくつかと香りの比較をしてみました。取れる部位によって、香りが違うし、シナモンの木の種類によっても香りが違います。シナモンは、きっと精油としてよりもスパイスとして使う方が皆さん馴染みがあるし機会もあるとおもうので、秋冬にぴったりの、ホットワインについて、いくつかレシピをピックアップして紹介。

 

学名から読み解く植物の秘密より フランキンセンス

フランキンセンスの学名に(!)っとなって、調べたことを、皆さんへ。ティスランドの「安全性ガイド」を開いて、フランキンセンスの学名の多さを知り、沼にハマる。 少し前のブログで掘り下げの一部、書きました。→ 精油の学名 フランキンセンスどっちで学んだ?

 

このほかにも、参加者さんが気になった記事でお話が広がりました。そういう「ナマモノ」的なところも、この会の魅力の一つです。

 

終了後は、ご感想シェア

勉強会終了後には、頂いたご感想や、勉強会の時にでた質問などをPDFでシェアさせて頂きました。

ご感想や着眼の中に、みなさんの活動やお仕事につながるヒントが何かしら隠れているので、シェアさせて頂くことも忘れません。お互いにプラスになれば素敵なことですしね。刺激にもなります!

 

 

新しい素材に出会うきっかけにもなる勉強会

 

 

下準備は、時間も手間もかかる。だけど面白い!

機関誌の記事が多岐にわたっているので、勉強会の準備には、時間も手間暇もかけています。どの記事に話が飛んでもお話できるように、気になった事は調べておくし、私自身が沼にハマることも有ります。クラフトなら材料の吟味、試作も何度かするし、材料や分量を変えて確認もしたりする。下準備にかかる時間や作業量は、それなりのボリュームになるんですよね。

それでも、やっててワクワクするし、楽しい。この気持ちが原動力で、それがあるから頑張れる勉強会。2時間は、あっという間なんですけどね(笑)

 

次回の「香り・植物・こころとからだの勉強会」2023冬は、1月下旬にご案内予定です。

●「香り・植物・こころとからだの勉強会」概要 →★

 

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