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ミツロウ作りを体験

 

八ヶ岳の麓、香りと手当てのサロン nanaflor ナナフロールです。

西洋ミツバチの養蜂家さんのもとで、ミツロウを作る作業を体験させてもらいました!

 

ミツロウは、私たちにとっては、クラフトでおなじみの材料ですよね。

ミツロウのクリームは定番ですし、この時期作ってる方も多いはず。そのミツロウがどうやってできるのか、体験してみたいと思っていました。

 

TOPの写真は、養蜂家さん持参の、蜜を取った後のハチの巣です。整ったハニカムの美しさに感動しつつ、鍋に山盛り投入! 

それを程よい火加減で温めて、溶かしていきます。

温めていくと、徐々に液体に変わっていきます。この液体は、ミツロウと水分。不純物もワラワラ浮いてくる。

 

溶けた液を濾していきます。黒っぽいのは不純物。結構混ざっているでしょう?

まずは、不純物を取り除く作業です。溶けた液体をすくって、濾す。その作業を何度か繰り返しながら、要らないものを除いていきます。濾し過ぎるとミツロウの良そのいところも除かれてしまうので、やり過ぎは良くないとのこと。加減をみながらの作業です。今回は3回くらい濾していたかな。

濾した液中には水分も混ざっている状態で、その水分も除かなくてはいけません。液をそのまま暫く冷ますと、自然に水分とミツロウが分離していきます。ミツロウが固まってくるので、水分と固形物に分かれるイメージ。そうしたら、水分は別の容器に移して、ミツロウだけを残します。

この作業、確かに手間がかかります。温度が覚めると、どんどんミツロウが固まってしまうから、液体のまま維持できる”程よい温度”をキープしつつの作業。やっぱり、体験してみないと分からないこと、有るよね。

養蜂家さんにとっては、巣箱の手入れなど養蜂の方に手をかけたいから、手間のかかるミツロウ作りを手放しているところも多いそうです。

 

作業の合間に、はちみつの試食もさせてもらいました! 

海外の生ハチミツと、日本蜜蜂の生ハチミツを食べ比べ。

海外のはそれぞれ蜜の花が違うのですが、どれも味自体が太くてしっかりしている感じ。日本蜜蜂のハチミツは、海外のものほどパンチは無いけれど、その分繊細さが際立っていました。

これって、海外産の精油と日本産の精油を比べている様な感じ! 

辿れば、その土地に育つ植物になるのだから、ハチミツにも精油にも同じような傾向が出るというのも不思議じゃないこと。共通点を見つけられてちょっと嬉しかったです。

 

出来上がったミツロウは、野のものを加えたり、精油を加えたりして、キャンドルに姿を変えました。

 

出来上がったキャンドル。いいでしょう?

実は型から外すときに、ついひっくり返してしまって、飾っていたブルーアイスやヒバ、バラの実が「あ!」と声を上げる間もなく落下していました(涙)。急いで取り上げて、飾りなおし。

 

ハチの巣から始まって、このキャンドル。眺めていると、嬉しくて気分が上がります。

クリスマスに灯そう!

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