
昨今、精油(エッセンシャルオイル)を皮膚に塗布後、皮膚障害などを発症した事故が散見されているようで、消費者庁から、安全に使うための注意喚起が発表されました。
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消費者安全調査委員会からの一葉(第16号) https://bit.ly/44dvcDD
それを受けて、SNS等でもアロマテラピー関連の団体や講師さんたちが、この注意喚起の内容をシェアされています。 もしかしたら、すでに目にされているかもしれませんね。
消費者庁から注意喚起が出されるくらいなので、この背景には、それなりの数のトラブルや重篤な症例があったのでは、と推測します。
アロマテラピーを日々の暮らしに取り入れている私たちにとっても、「安全に使う」という視点は、とても大切なことなんです。
身体のためになる、と思って使っているのに、マイナスになってしまったら本末転倒!
ということで、ここでも改めて一緒に、確認しておきたいと思います。
精油は「原液で使わない」が基本
精油は、植物の恵みがぎゅっと凝縮された、とても濃厚でパワフルなもの。
たった1滴でも、心や体に働きかけてくれる力があるからこそ、使い方には細やかな配慮が必要なんですね。
特に注意したいのが、精油を原液のまま肌に塗る「原液塗布」。
刺激やアレルギー反応を引き起こすリスクがあるため、原液塗布は、基本的におすすめしていません。
以前は、ラベンダーや ティートリーなど、一部の精油は「原液でも使える」と言われていました。
SNS等で、今でもそのような情報を見かけることがありますが、アロマテラピー界で定説と言われていたことも、日々アップデートされています。
加えて、「良いよ」、「大丈夫だよ」、という言葉だけが独り歩きしてしまい、リスクの説明が置いてけぼりで、抜け落ちているんですね。
実際、ラベンダー精油を「たった一滴」つけたことでアレルギー反応が出てしまい、それ以降ずっと肌トラブルに悩んでいる、という方もいらっしゃるので、安易に原液塗布をするのはやめましょう。
パワフルな植物の力を借りるからこそ、効果とリスク両方を知り、適切な扱いをすることが大切ですよ。
「光感作」にも注意しよう
精油の中には、紫外線に反応して、炎症や色素沈着などの肌トラブルを起こすものがあります。
これが「光感作」。
特に、ベルガモットや レモンなど、柑橘系精油に よく見られる性質です。
肌に使った後は、すぐに外出せずに少し時間を空けるなど、使い方に工夫が必要です。
「自然=安心」とは限らない
私たちはつい、「自然のものだから、安全よね」って、思いがち。
西洋医学の薬には慎重なのに、自然由来のものだと、なぜか慎重さのハードルが下がっていませんか?
精油には、強い作用を持つものもあるし、精油の使い方を誤ると、身体に負担をかけてしまうことだってあります。
そのことを、どうぞ心に留めておいてくださいね。
最後に大切なこと
わたしたちの身体は、一人ひとり違います。
どんなに“良い”とされている使い方であっても、それが 自分に合うとは限りません。
先ほどお話ししたように、ラベンダー精油たった1滴でアレルギー反応が出てしまうこともあります。
花粉症だって、同じ環境で暮らしていても、症状が出る人と、出ない人がいますよね。
それとおんなじ。
だから、「自分の身体には、どうかな?」って、立ち止まることも大切。
そして、自分の身体にマイナスになる使い方をしないこと。(=自分の身体に責任を持つ)
アロマテラピーや、自然療法を実践する上で、とても大切なスタンス。
このことを、ぜひ忘れないでいて欲しいな。
