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イギリス・バースへ ③ ー旅の記録ー

こんにちは!

ロンドン旅から帰国して、会う人会う人に​、「なんだかすごくスッキリした感じ!」、「キラキラしてるね!」​って、言われるんです。

​​

旅をしたり移動してりすると、エネルギーが高まる、って言いますよね。​きっとそれ!? 

​確かに、気持ちは全然違うので、 ”旅の効能” という言葉がぴったりかも。笑

小説の舞台にもなった、18世紀初頭の姿を残すバースBathの旧市街

ロンドンから、日帰りで訪ねた世界遺産の街「バース(Bath)」。​

ローマ帝国が衰退し、ローマ人の撤退と共に忘れ去られてしまったバースですが、18世紀初頭のジョージアン時代になって、再びバースの温泉が注目されます。上流階級の間で、飲泉や温泉療養が流行したのをきっかけに、バースの街は社交と療養の場としてよみがえりをみせます。

当時の建築家ジョン・ウッド父子により、当時の流行だったジョージアン様式のクラシカルな石造りの建物に再建されます。

そして温泉施設の遺跡も、いまに見られる上部が作られ、「バースの街」そのものが、歴史と気品をまとった場所として、ヨーロッパ中に知られる存在となりました。

旧市街の様子も、写真を残しておきます。

訪れたい場所は、だいたい徒歩圏内で、街並みを楽しみながら散策することが出来ます。

広い芝生エリアを囲むように三日月型のロイヤルクレッセント

 

エイボン川にかかるパルトニー橋
この橋のたもとで、映画レミゼラブルの中の一場面を撮影したのだそうです。
楕円の堰も美しい
バース・アビー(バース教会)とローマ風呂博物館(Roman Baths)
バース・アビー内部
外からみたバース・アビー
バース・アビーのメインの正面の扉。
とても重厚な木の扉で、彫り物も素晴らしい。
エイボン川のほとりで

この街は、イギリスの女性作家 ジェーン・オースティン(1775-1817) が、一時期住んでいた街としても知られているんですね。

​彼女の書いた、「高慢と偏見」、「分別と多感」は、映画やドラマにもなっているので、ご存じの方もいらっしゃるかも。

オースティンの作品のうち、『ノーサンガー・アビー(Northanger Abbey)』と、『説得(Persuasion)』の2つの作品が、このバースを舞台に書かれています。

小説にも登場し、オースティン自身も通った、the Pump Room (ティーサロン)。きっとここで見聞きしたものを小説のネタにしたり、人間観察していたんじゃないかな。笑

 

彼女の作品の中で、私が特に好きなのは、『分別と多感(Sense and Sensibility)』と、『高慢と偏見(Pride and Prejudice)』。

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「分別と多感」は、「いつか晴れた日に」という邦題で、90年代に映画化されています。

​脚本と主演をエマ・トンプソンがつとめ、この作品で彼女は1995年のオスカー脚色賞を受賞しています。​妹役を演じたケイト・ウィンスレットも、瑞々しく、可愛らしくて。

当時の貴族社会の様子や、女性の立場などが丁寧に描かれ、繊細な感情のやりとりを美しく魅せてくれる映画で、大好きな作品です。

​この映画を初めて観たのが、20年以上前、ヨーロッパに向かう飛行機の中だったんですね。

​映画のラストに感極まって、私と、夫を挟んで隣に座っていた年配の男性が号泣してしまい、間に挟まれた夫は、両隣の様子で逆に涙が引っ込んでしまったと、今でも笑い話。

​18世紀の姿か残るバースの旧市街は、映画やドラマの撮影にもよく使われるそうなので、そんな目線でバースを旅するのも、面白いかもしれませんね!

 

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